PCHA(Personal Connected Health Alliance)との活動

連携のポイント

エコーネットコンソーシアムとPCHAは、2020年10月に締結した連携協力に関する覚書に基づいて、双方のデータをウェブサービスなどで有効活用するためのデータ連携技術を検討しました。
家電や住宅設備機器データを扱う「ECHONET Lite Web API」と健康データを扱う「HL7®FHIR®」のWeb APIを連携することにより、家庭内での本人と家族による活用をはじめ、地域包括ケアネットワークにおける介護や未病ケアでの活用など、より快適で健康な生活環境への貢献を目指しています。

円滑・安心な 「連携システム」 を目指して

北陸先端科学技術大学院大学に技術面でご協力頂き、実現性を確認しながら試作し仕様検討を進めました。

エコーネットコンソーシアム-PCHAデータ連携に関するガイダンス

エコーネットコンソーシアム-PCHAデータ連携に関するガイダンスは、エコーネットコンソーシアム会員各社が ECHONET Lite 機器のデータと体温や血圧などの健康データをインターネット上で連携させ、健康住宅などのサービスに活用いただくための標準的な仕組みや ECHONET Lite Web API の仕様拡張の方向性をまとめたものです。
Personal Connected Health Alliance データ連携に関するガイドラインECHONE Lite Web API仕様例は、上記ガイダンスで提示したECHONET Lite Web APIの仕様拡張の方向性に基づき、PCHAが普及推進するFHIR®に準拠した健康データをECHONET Lite Web APIで扱う場合の仕様例をまとめたものです。

エコーネットコンソーシアム-PCHAデータ連携に関するガイダンス 第1版 エコーネットコンソーシアム-PCHAデータ連携に関するガイダンス第1.01版 [PDF 2.5KB]
エコーネットコンソーシアム-PCHAデータ連携に関するガイダンス 第1版 (英語版) ECHONET Consortium- Personal Connected Health Alliance Guidance on Data Linkages Ver 1.01 [PDF 2.5KB]
Personal Connected Health Alliance データ連携に関するガイドラインECHONET Lite Web API仕様例Version 1.0.0 Personal Connected Health Alliance データ連携に関するガイドラインECHONET Lite Web API仕様例Version 1.0.0 [PDF 760KB]

 

ヘルスケア機器と家電住設機器のデータ連携活用イメージ

毎日の健康チェックなどに関わる「ヘルスケア機器」と、便利な暮らしをお手伝いする「家電住設機器」。エコーネットコンソーシアム はPCHAと協力して、 北陸先端科学技術大学院大学の支援により円滑かつ安心なデータ連携を実現するための研究を行いました。
データ連携を活用したサービスのメリットやシステム構成をわかりやすく解説した動画「ヘルスケア機器と家電住設機器の連携」をご覧ください。


ヘルスケア機器と家電住設機器の連携

 

さらに北陸先端科学技術大学院大学様には、エコーネットコンソーシアムとの共同研究の一貫として、Docker環境ベースのデモシステムを作成し公開いただいております。こちらは上記の使用例に概ね準ずる形態になっており、介護者が患者様了解のもと、ヘルスケアサービス用アプリサーバからECHONET Lite Web API搭載サーバ経由で、ECHONET Lite Web API搭載サーバが扱う機器操作とFHIR搭載サーバが扱うヘルスケア情報参照を扱えるようにしたものです。詳しくは、下記リポジトリ内のREADME.mdや手順連.pdfをご参照ください。
https://github.com/txin-workspace/EL-FHIR-UMA-Demo

PCHA(Personal Connected Health Alliance)とは

PCHA (Personal Connected Health Alliance) は2006年に Connected Health の世界標準化団体として発足し、そのデザインガイドラインは ITU-T H.810として世界標準となっています。

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