活動概要

2019年度事業報告

 当コンソーシアムでは、IoT社会/Society 5.0に貢献する「ECHONET2.0」ビジョンに基づく活動に重点をおいて推進してきました。理事会配下に「ECHONET2.0実現に向けた課題検討WG」を新設し、「ECHONET2.0」ビジョンの実現に向け、現状と将来における課題を実務面から収集し、整理と検討を行いました。2019年12月には、慶應義塾大学主催(当コンソーシアム共催)の“ホームアプライアンス・オープンイノベーション シンポジウム(第2回)”にて、上記課題の検討状況を発表しています。さらに、「ECHONET2.0」に向けた取り組みとして、「ECHONET Liteを用いたシステム全体の信頼性の考え方の整理」、「多種多様なサービスを連携するためのサーバ間連携の技術検討」、「サービス事業者への普及促進」、および「新規参入者向け開発環境の整備」を推進してきました。

 また、当コンソーシアムでは、国内外への普及促進活動、国際標準化活動、ECHONET Lite AIF認証制度の運用継続、ECHONET Lite規格の新規策定・改訂活動など従来からの活動を継続して推進しました。

 国内の普及促進活動では、日本電機工業会様、住宅生産団体連合会様との連携強化を継続するとともに、ZEH事業支援活動を継続して実施しました。海外への普及促進活動では、慶應義塾大学との共同研究を通じて、アジア地域でのECHONET普及活動を継続実施しました。また、海外でのECHONETの認知度向上を目指し、IFA2019(ドイツ)、Smart City Solutions Week 2019(タイ)への出展を行いました。

 国際標準化活動では、経産省国際標準開発事業を受託した神奈川工科大学と協力して、「家庭用エアコン・HEMSコントローラ間AIF仕様書」の国際標準化について、ISO/IEC JTC1 SC25 WG1にて国際規格原案(CDV)への移行承認を獲得し、2020年1月より投票を開始しました。

 ECHONET Lite AIF認証制度の運用を継続し、今年度は新たにECHONET Lite認証100件、ECHONET Lite AIF認証としてコントローラ56件、機器65件の認証登録を実施しました。累計認証件数は、ECHONET Lite認証は766件、ECHONET Lite AIF認証はコントローラ282件、機器256件となりました。

 ECHONET Lite規格の新規策定・改訂活動では、家庭用エアコン・HEMSコントローラ間AIF仕様書Version1.10、ハイブリッド給湯機・HEMSコントローラ間AIF仕様書Version1.00を策定しました。またAppendix ECHONET機器オブジェクト詳細規定に関して、「ハイブリッド給湯機クラス」など新規クラスを追加したRelease LおよびRelease Mを策定しました。さらに、「ECHONET Lite WebAPIガイドライン(機器仕様部)」に関して、従来の13機種から28機種に対応機種を拡充したVersion1.1.0を策定するとともに、同ガイドラインの仕様理解支援や動作検証を目的とした実験クラウド環境のアップデートを実施しました。

2020年度事業計画

 2020 年5 月に実施したECHONET Lite 対応製品の普及状況調査では、ECHONET Lite 認証済み製品で累計3,254万台が出荷されており、2024 年には国内全世帯に設置が予定されている低圧スマート電力量メータの普及と合わせて、ECHONET Lite 製品は家庭へ着実に広がっています。また、2016年4 月に開始したAIF 認証制度も2019 年度には121件が登録されており、今後AIF 認証済み製品が市場に拡大していくものと期待しています。

 当コンソーシアムでは、昨年度に引き続き、「世界一のIoT住宅・IoTオフィスの普及」、「経済的発展と社会的課題の解決に貢献する日本を代表する国際標準I/Fの推進・展開」を目標として、IoT社会/Society 5.0にさらに貢献する「ECHONET 2.0」に向けた活動に重点をおいて推進していきます。具体的には、昨年度からの活動の継続に加えて、新たにサービス事業者との連携強化のため「一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) スマートホーム部会」との具体的なリエゾン検討を推進します。また、海外での普及活動につなげるために、技術委員会および普及委員会の配下に共同でデータ連携検討WG を新設し、制御コマンドベースで国内外の他団体と連携協議するとともに、オントロジーによるECHONET Liteの体系化に関して北陸先端科学技術大学院大学との共同研究を実施します。これら「ECHONET 2.0」に基づく活動を推進するため理事会配下のECHONET2.0 実現に向けた課題検討WGを継続して運営していきます。

 また、当コンソーシアムでは、従来からの国内外普及活動および規格の新規策定・改訂作業、今後のIoT 対応のための技術検討を継続して実施していきます。

 国内普及施策としては、JEMA・住団連など関連団体との連携を継続し、ZEH事業支援活動や展示会での訴求活動を強化します。海外普及施策については、慶應義塾大学との共同研究にて、ECHONET Lite規格を活用したビジネスモデル検討教育講座を継続し、アジア地域でのECHONET Lite普及活動を強化します。

 そのほか、経産省国際標準開発事業を基に、神奈川工科大学と協力してAIF仕様の国際標準化および海外普及促進に向けた活動を推進していきます。また、IEC等国際標準化団体における活動を継続して行い、ECHONET Lite の国際的地位向上に努めます。

 AIF 認証制度については、認証試験等について市場からの要望を拾い継続して改善を行うとともに、試験対象の拡張、各種仕様書の整備を行っていきます。その他、ECHONET Lite およびAIFの規格作成、メンテナンス活動を継続推進します。

 コンソーシアムの活動として、この他に産官学連携したECHONET Lite 普及促進について、経済産業省が主催する各検討会に参加し、関連工業団体及び会員企業の意見を取り入れた規格策定・改定を推進します。さらにECHONET Lite 規格の普及と、ホームネットワーク、IoT 市場の拡大に向けて、政府や国内外業界団体、会員企業からの協力要請に対するサポートを行うとともに、上記具体的な活動の実行と、永続的な運営基盤を構築するために当会の組織・運営体制の強化を継続的に行っていきます。

2020年度活動スケジュール

  • 2020年  4月ECHONET機器オブジェクト追加・提案募集(Release N)
  • 5月ECHONET Lite規格/AIF仕様 適合性認証件数報告
  • 6月第7回定時社員総会(6月3日)
    ECHONET Lite対応製品出荷状況調査結果報告
  • 7月第13回フォーラム(7月3日)
  • 8月 
  • 9月第24回プラグフェスト(予定)(神奈川工科大学 9月3、4日)
    IFA 2020出展 ドイツ・ベルリン&Web(9月3~5日)(予定)
  • 10月 ECHONET機器オブジェクト追加・提案募集(Release O)
    CEATEC Japan 2020 Web展示会(10月20~23日) 出展(予定)
  • 11月Thailand Building Fair出展 タイ・バンコク(11月25~27日)(予定)
    Enlit Europe出展 イタリア・ミラノ(11月30~12月2日)(予定)
  • 12月エコーネットコンソーシアムシンポジウム(12月初旬)(予定)
  • 2021年 1月ENEX2021/Smart Energy Japan2021出展(1月27~29日)出展(予定)
  • 2月第25回プラグフェスト(予定) 第14回フォーラム(東京 予定)
  • 3月 
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