活動概要

2018年度事業報告

 当コンソーシアムでは、創立20年を節目に次段階へのステップアップを目指して戦略構築WGを新設し、新戦略の検討を行いました。2018年10月には、CEATEC JAPAN 2018にて、戦略構築WGで検討を進めてきたECHONET2.0ビジョンの中間報告とコンセプト展示を実施しました。また、2018年12月には、慶應義塾大学主催(当コンソーシアム共催)の“ホームアプライアンス・オープンイノベーション シンポジウム”にて、システムの信頼性の考え方の整理、サーバ間連携の技術検討、サービス事業者への普及促進などを通じて、IoT社会/Society 5.0実現に貢献するための活動である「ECHONET 2.0」を発表しました。ECHONET2.0では、2020年までに1億台のECHONET Lite搭載機器の普及、2025年までに200種類の機器制御コマンドの定義、2030年までにホームコントローラの全世帯への導入を目指しています。

 また、当コンソーシアムでは、ECHONET Lite規格の拡充と関連書類・ツール等の整備活動や国際標準化活動、ECHONET Lite AIF認証制度の運用継続、国内外への普及促進活動など従来からの活動を継続して推進しました。

 ECHONET Lite規格の拡充と関連書類・ツール等の整備活動では、従来ECHONET Lite規格書第5部であったシステム設計指針を独立文書として、ECHONET Lite規格書の構成を見直し改定を行いました。また、住宅用太陽光発電に関して、機器オブジェクト詳細規定の新規バージョンRelease Kを策定し、AIF仕様書の規格改定を完了しました。さらに、様々なサービスの創出が期待できるクラウド間連携を可能にするECHONET Lite Web APIのガイドラインを2018年10月に一般公開しました。ECHONET Lite Web APIガイドラインの仕様理解支援や、ガイドライン動作検証を目的として、ECHONET Lite Web API実験クラウドを神奈川工科大学との共同研究にて構築し、2018年12月に実験クラウドの会員公開、運用を開始しました。

 国際標準化活動では、経産省国際標準開発事業を受託した神奈川工科大学と協力して、「家庭用エアコン・HEMSコントローラ間AIF仕様書」について、ISO/IEC JTC1 SC25 WG1にて新業務項目提案(NP)を行い、各国による投票の結果、反対国なしでNP承認されました。また、平成30年度工業標準化功労者表彰として、ECHONET Lite規格国際標準化および普及活動等の工業標準化活動に対して産業技術環境局長表彰を受賞しました。

 ECHONET Lite AIF認証制度の運用を継続し、今年度は新たにECHONET Lite認証97件、ECHONET Lite AIF認証としてコントローラ96件、機器61件の認証登録を実施しました。累計認証件数は、ECHONET Lite認証は666件、ECHONET Lite AIF認証はコントローラ226件、機器191件となりました。

 国内の普及促進活動では、平成30年度ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)支援事業公募説明会にて、全国のZEHビルダーに対して、ECHONET Lite AIF仕様、ECHONET Liteを活用したIoT住宅の説明を行いました。海外への普及促進活動では、アジア地域でのECHONET Lite人材育成の実現をテーマに慶應義塾大学と共同研究を実施しました。

2019年度事業計画

 2019 年5 月に実施したECHONET Lite 対応製品の普及状況調査では、ECHONET Lite 認証済み製品で累計2,475万台が出荷されており、2024 年には国内全世帯に設置が予定されている低圧スマート電力量メータの普及と合わせて、ECHONET Lite 製品は家庭へ着実に広がっています。また、2016年4 月に開始したAIF 認証制度も2018 年度には157件が登録されており、今後AIF 認証済み製品が市場に拡大していくと期待しています。

 当コンソーシアムでは、今までの実績を活用し、「世界一のIoT住宅・IoTオフィスの普及」、「経済的発展と社会的課題の解決に貢献する日本を代表する国際標準I/Fの推進・展開」を目標として、IoT社会/Society 5.0にさらに貢献する「ECHONET 2.0」に向けた活動を推進していきます。具体的には、インターネット上のサービスを含めたシステムに検討範囲を拡張し、「ECHONET Lite機器を用いたシステムの信頼性の考え方の整理」、「多種多様なサービスを連携するためのサーバ間連携の技術検討」、および「サービス事業者への普及促進」を図り、さらに「新規参入者向け開発環境の整備」を推進します。これら「ECHONET 2.0」に基づく活動に重点をおいて推進するため理事会配下にECHONET2.0 実現に向けた課題検討WGを新設します。

 また、当コンソーシアムでは、従来からの国内外普及活動および規格の新規策定・改訂作業、今後のIoT 対応のための技術検討を継続して実施していきます。

 国内普及施策としては、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)支援事業を通じた活動を強化し、高度エネルギーマネージメントであるHEMSの普及促進を推進します。海外普及施策については、慶應義塾大学との共同研究を継続し、アジア地域でのECHONET Lite 人材育成の実現に向けて活動を推進する。そのほか、経産省国際標準開発事業を基に、神奈川工科大学と協力してAIF仕様の国際標準化および海外普及促進に向けた活動を推進します。また、IEC等国際標準化団体における活動を継続して行い、ECHONET Lite の国際的地位向上に努めていきます。

 AIF 認証制度については、認証試験等について市場からの要望を拾い継続して改善を行うとともに、試験対象の拡張、各種仕様書の整備を行っていきます。その他、ECHONET Lite およびAIFの規格作成、メンテナンス活動を継続推進します。

 コンソーシアムの活動として、この他に産官学連携したECHONET Lite 普及促進について、経済産業省が主催する各検討会に参加し、関連工業団体及び会員企業の意見を取り入れた規格策定・改定を推進します。さらにECHONET Lite 規格の普及と、ホームネットワーク、IoT 市場の拡大に向けて、政府や国内外業界団体、会員企業からの協力要請に対するサポートを行うとともに、上記具体的な活動の実行と、永続的な運営基盤を構築するために当会の組織・運営体制の強化を継続的に行っていきます。

2019年度活動スケジュール

  • 2019年  4月ECHONET機器オブジェクト追加・提案募集
  • 5月ECHONET Lite規格/AIF仕様 適合性認証件数報告
  • 6月第6回定時社員総会(6月5日) ECHONET Lite対応製品出荷状況調査結果報告
  • 7月第11回フォーラム(7月11日)
  • 8月第1回プラグフェスト(東京・神奈川工科大学 8月29、30日)
  • 9月IFA2019 IFA NEXT出展(於いてメッセ・ベルリン)(9月6日から11日)
  • 10月ECHONET機器オブジェクト追加・提案募集  CEATEC JAPAN 2018(10月16日~19日)
  • 11月 
  • 12月エコーネットコンソーシアムシンポジウム・懇親会(12月上旬予定)
  • 2020年 1月ENEX2020/Smart Energy Japan2020出展(1月29~1月31日)
  • 2月第2回プラグフェスト(東京・神奈川工科大学予定) 第12回フォーラム(東京 予定)
  • 3月 
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