エコーネットコンソーシアム活動報告(2020年1月-3月 第4四半期)
1. 第12回エコーネットフォーラムを開催
- 2月7日シーバンスS館にて、第12回エコーネットフォーラムを開催しました。
今年度は、ECHONET Lite AIF仕様の国際標準化活動や海外展示会に出展するなど、ECHONET Liteの海外普及促進活動に重点的に取り組んでまいりましたので、その取組状況をテーマとして講演や紹介を行いました。
当日は、スタッフ講演者を含み 58社 93名の参加者を得、盛況裡に終えることができました。
2. ENEX Smart Energy Japan 2020に出展
- 1月29日から31日に東京ビッグサイトで開催された ENEX Smart Energy Japan 2020に出展しました。
神奈川工科大学スマートハウス研究センターと共催、さらに、一般社団法人住宅生産団体連合会様および一般社団法人日本電機工業会様の協賛を得て、会員企業等 18社様の製品・技術展示および ECHONET Lite ECHO NET Lite AIF認証取得の無料相談会を実施しました。
3. ECHONET Lite 機器を用いたシステム全体の信頼性確保に関する指針第 1 版を公開しました。
4. ECHONET 機器オブジェクト詳細規定 Release Mを公開
- 「レンジフードクラス」、「食器洗い乾燥機クラス」を新規に追加した「ECHONET 機器オブジェクト詳細規定 Release M」を一般公開しました。
5. 新型コロナウイルス感染症への対策について
- 新型コロナウィルスの感染拡大のもと、コンソーシアム開催の理事会、委員会、 WG について、 電話会議 や Web 会議による対策を始めています。
また、事務局も、テレワークでの業務遂行などの対策を実施しています。
エコーネットコンソーシアム活動報告(2019年10月-12月 第3四半期)
1. CEATEC2019に出展
- CEATEC2019(2019年10月15日~18日 千葉市・幕張メッセ)にエコーネットコンソーシアムより出展しました。
「サービス事業者へのアプローチ強化」を狙い、ECHONET規格がSociety5.0の様々なサービス実現に使いやすく、さらにECHONET Lite機器で様々なサービス事業者・関連メーカーが参入可能となる世界観を紹介。ブースへは約400人の来場があり大変な盛況であった。
会場では、エアコン実機によるエネルギーマネジメント、血圧測定データを模擬したヘルスケア、家電機器のリモートメンテナンス、玄関・窓の施錠セキュリティなど、Web APIの適用で広がるサービス実現のイメージを紹介。併せて、特設展示エリアのラウンジシアターでは、ECHONETの現在・これからを紹介する講演を実施。
2. タイ・Smart City Solutions Week 2019に出展
- タイ・Smart City Solutions Week 2019にて、エコーネットコンソーシアムブースとして出展しました。
2019年10月28日~31日、 タイ・バンコク展示センタ (Bangkok International Trade&Exhibition Center)
本展示会は、タイ政府機関のDEPA (Thailand Digital Economy Promotion Agency)、タイ配電公社のPEA (Provincial Electricity Authority) 、 Messe Frankfurt、EXHIBIZの共同開催であり、スマートシティ関連の技術・ソリューションを展示紹介している。
今回の出展を皮切りに、アジア地区でのECHONET Liteの認知度向上を図り、様々な国家事業にECHONET Liteが要件化されることを目指す。
展示ブースには、PEA長官、DEPA幹部をはじめ、ASEAN企業、ASEAN地区に進出の日本企業など約100名の来場者があった。
3. ホームアプライアンス・オープンイノベーションシンポジウム(第2回)を開催
- 慶應義塾大学サイバー文明研究センターとの共催でホームアプライアンス・オープンイノベーションシンポジウムを開催しました。
2019年12月16日、 浜松町・シーバンスS館 1階 大ホール
Dr. David Farber(慶應義塾大学サイバー文明研究センター共同センター長)より基調講演。
モデレーター :梅嶋 特任准教授(慶應義塾大学サイバー文明研究センター)、パネラー :尾坂 情報経済課課長補佐(経済産業省 商務情報政策局)、Dr. David Farber、谷口 スマートエネルギー事業部長(NTTアノードエナジー 取締役)、鈴木 理事(エコーネットコンソーシアム)により活発なパネル討議を実施。
長沢普及委員長より海外を中心にしたエコーネットの普及活動状況を報告。参加者87名で盛況の裡に終了した。
エコーネットコンソーシアム活動報告(2019年7月-9月 第2四半期)
1. 第11回フォーラムを開催
- 7月11日、シーバンスS館1階大ホールにて、第11回フォーラムを開催いたしました。 講演者、技術展示者を含め、総勢109名の参加者があり、盛況の裡に終えることができました。 特別講演としては、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)より、「スマートホーム市場創出に向けたJEITA スマートホーム部会」の紹介、西日本電信電話㈱様より、「NTT西日本が考えるスマートライフ」など、エコーネットが検討を進めているECHONET2.0ビジョンの構築に深く関連するお話をしていただきました。
2. IFA2019/IFA NEXTへの出展
- 9月6日から9月11日にドイツのベルリン(メッセベルリン)で開催されたIFA2019:IFA NEXTに出展いたしました。 IFA NEXT(グローバルイノベーションハブ)は、世界各国のスタートアップや大学、研究開発機関、ITの最先端を行く企業が出展する会場で、日本が初のパートナー国に選定され、経済産業省が展示ブースを構えられました。エコーネットコンソーシアムは、この会場に展示ブースをかまえ、エコーネットコンソーシアムが取り組んでいるIoT社会への対応に向けて開発しているクラウド間連携を実現するWebAPIの紹介展示を行いました。展示ブースには、7日間の会期中に、海外の企業、標準化団体、メディア、および日本企業など150名の来場者があり、標準化団体からは、データ連携に関する協議を進めたいとの打診や、入会を希望する企業などがあり、好評のうちに終了することができました。 また、展示会場の中央に設けられた講演ステージでは、エコーネットのメンバーにより、エコーネットの取組みなどを紹介する講演も行いました。
3. ECHONET Lite AIF仕様国際標準化活動
- 経済産業省の支援を受けて神奈川工科大学と共同でECHONET Lite AIF仕様(家庭用エアコン-コントローラ間)の国際標準提案活動を2017年度から進めてまいりましたが、今年9月23日から27日に長崎で開催されたISO/IEC JTC1 SC25国際会議において、提出していた委員会原案(CD)が承認され、次段階の国際規格原案(CDV)に移行することが承認されました。
エコーネットコンソーシアム活動報告(2019年4月-6月 第1四半期)
1. 第6回定時社員総会を開催
- 6月5日シーバンスS館大ホールにて、第6回定時社員総会を開催。第5期(2018年4月1日から2019年3月31日まで)の事業報告および決算、理事の任期満了と交代に伴う4名の理事の選任について承認可決された。
2. ECHONET2.0ビジョンの検討
- 2018年度に検討したECHONET2.0ビジョンの具体化を進めるために、理事会直下に「ECHONET2.0実現に向けた課題検討WG」を設置し、課題の調査、および検討作業を開始した。
3. ECHONET Lite機器の出荷状況の調査
- 2018年度のECHONET Lite機器の出荷状況の調査を行い、家電機器や住宅設備関係で736万台が出荷され、2013年度からの累計で、2,476万台となった。さらに、ECHONET Liteを実装したスマートメータは、2018年度末時点でに5,182万台が設置され、合計すると7,658万台のECHONET Lite規格の実装機器が市場に投入された。
4. ECHONET Lite規格適合性認証取得機器の状況
- 2018年度下半期の規格認証状況は、ECHONET Lite規格適合性認証取得が41機器、AIF仕様適合性認証取得が機器およびコントローラで67機器となり、それぞれ認証制度開始後の累計で前者が666機器、後者が、417機器となり、合計で1000機器を突破した。