エコーネットコンソーシアム活動報告(2019年1月-3月 第4四半期)
1.経済産業省より「家庭用エアコン/HEMSコントローラ間のAIF仕様」の国際標準開発開始のプレス発表が行われました。
- 2017年より家庭用エアコン/HEMSコントローラ間のECHONET Lite AIF 仕様を、ISO/IEC JTC1 SC25 WG1に国際標準提案活動を進めてきましたが、提案していたNew Work Item Proposal(NP)および, Working Draft(WD)に対する各国の投票が12月21日に行われ、(ISO/IEC 14543-4-301)として承認されたことを受けて、2月6日に経済産業省から、国際標準仕様承認に向けて国際 標準開発を開始するという主旨のプレス発表が行われました。コンソーシアムとしても、国際標準仕様として承認されるようさらなる活動を進めてまいります。
2.第10回エコーネットフォーラムの開催
- 2月8日にシーバンスS館1階大ホールにて第10回エコーネットフォーラムを開催しました。総勢86名の会員の参加を得て、経済産業省情報経済課の小泉様、神奈川工科大学の一色教授様、パナソニック株式会社の河 崎様に特別講演をしていただくとともに、各委員長より2018年度の活動成果報告、会員による技術紹介講演などを行い、成功の 裡に終了することができました。また、昨年12月から運用を開始した“ECHONET Lite Web API実験クラウド”の利用手順の紹介 とデモ展示を行い、会員への理解を深めることができました。
3. ENEX2019/Smart Energy Japan2019展示会出展
- 1月30日から2月1日に東京ビッグサイトで開催されたENEX2019/Smart Energy Japan2019に、神奈川工科大学・スマートハウ ス研究センターと共催でブース展示およびセミナーを開催いたしました。共催ブース展示では、エコーネット会員企業16社、非会員企業2社によるECHONET Lite対応製品や技術の展示があり、 ECHONET Liteの普及状況を多くの来場者にアピールすることができました。
エコーネットコンソーシアム活動報告(2018年10月~12月 第3四半期)
1. ホームアプライアンス・オープンイノベーションシンポジウム開催
- 12月18日、慶應義塾大学(三田キャンパス)にて、慶應義塾大学サイバー文明研究センター主催、一般社団法人エコーネットコンソーシアム共催にて、“ホームアプライアンス・オープンイノベーションシンポジウム~ECHONET Liteが描く未来~”を開催いたしました。
- シンポジウムには、エコーネットの会員、非会員合わせて128名の参加をいただき、インターネットの父と言われる米国のDr.David Farber氏、IEC Smart Energyアンバサダー Mr.Richard Schomberg氏、ECHONET MalaiciaのチェアマンのDr.Sureswaran Ramadass氏をお招きし、新たな世界のIoT、エネルギー、国際標準化をテーマに講演いただきました。
- エコーネットからは、戦略構築WGで検討を進めてきた新戦略ECHONET2.0.の目標および基本方針について、発表いたしました。
- 講演者、聴講者を交えたパネル討議を行い、新たなエコーネットの取組を紹介することができました。
2. 平成30年度経済産業省 工業標準化事業表彰を受賞
- エコーネットコンソーシアムの標準化活動が、「平成30年度産業技術環境局長表彰<工業標準化功労者表彰>」を受賞しました。
3. ECHONET Lite AIF仕様国際標準化活動
- ISO/IEC JTC1 SC25 WG1に、ECHONET Lite AIF 仕様家庭用エアコン&コントローラ(ISO/IEC 14543-4-301)のNEW WORK ITEM PROPOSAL(NP), Working Draft(WD)に対して、各国による投票の結果、承認されました。(12/21)
4. ECHONET Lite Web API実験クラウドの運用開始
- 10月初にホームページにて一般公開したECHONET Lite Web APIの実験環境を提供する実験クラウドを構築し、会員向けに公開しました。使用許諾規約に従って、ユーザ登録をしていただければ、自由に使用することができます。
エコーネットコンソーシアム活動報告(2018年7月~9月 第2四半期)
1. ECHONET2.0ビジョン戦略をCEATEC JAPAN 2018にて一般公開
- 戦略構築WGにて検討を進めている”ECHONET2.0ビジョン”戦略の中間報告をCEATEC JAPAN 2018のコンファレンスで会場満員になる参加者を得て発表するとともに展示会場に設けた展示ブースでも公開した。
2. WebAPIのガイドラインの一般公開
- 様々なサービスの創出が期待できるクラウド間連携を可能にするECHONET Lite Web APIの ガイドライン を策定し、10月初にホームページにて一般公開した。
3. ECHONET Lite規格書の構成の変更
- ECHONET Lite規格書から第5部のシステム設計指針を独立させ、スマートメータに関する設計指針の記載を追加した文書「ECHONET Liteシステム設計指針」第1版を作成し、一般公開した。
エコーネットコンソーシアム活動報告(2018年4月~6月 第1四半期)
1. 第5回定時社員総会を開催
- 6月12日にシーバンスS館大ホールにて第5回の定時社員総会を開催。
- 出席は幹事会社7社、一般会員89社(委任状を含む)
- 2017年度の事業報告、2018年度の事業計画および収支予算計画を報告。
- 2017年度の計算書および理事4名、監事1名の選任について承認。
- 代表理事の任期満了に伴い、新たにパナソニック株式会社の平松氏が代表理事に就任
2. 戦略構築WGによるECHONET2.0ビジョン戦略の検討を開始
ECHONET LiteをエネルギーからIoT関連サービスに適用範囲を拡大する”ECHONET2.0ビジョン”の戦略を構築するために、戦略構築WGを設置し、検討作業を開始した。検討した”ECHONET2.0ビジョン”戦略のコンセプトを中間報告として、第9回フォーラムにて会員に説明した。
3. 第9回フォーラムの開催
6月26日に第9回フォーラムを開催、約95名の会員の参加を得、”ECHONET2.0ビジョン”戦略を主テーマとして、戦略のコンセプトの中間報告を行うとともに、特別講演としてNTTスマイルエナジー様が取り組んでいる”エネルギーIoTプラットフォーム「エコめがね」”の紹介、株式会社ローソン様が取り組んでいる”LAWSON Smart Energy Store”の紹介講演をしていただいた。
4. ECHONET Lite規格書に含まれていたECHONET Lite システム設計指針(規格書第5部)を規格書本体から分離独立し、ECHONET Lite規格書Ver.1.13とECHONET Liteシステム設計指針第1版として一般公開した。